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zoom RSS 真柏・封印された必殺技を解き放ち・・

<<   作成日時 : 2010/07/26 17:49   >>

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この真柏の素材、早いもので私の棚場で4年目を迎えました。
まずは太らせようと、あまり手を入れずに伸ばし放題にしてきましたが、
肝心な幹筋ではなく、不要な枝だけがどんどんと伸びています。
犠牲枝の徒長と考えれば、それでもいいのかも知れませんが、
このあたりで、一度、将来像を見据えておきたいところですね。


まずは、将来の正面を決めなくてはなりません。
全体の姿に惑わされずに、立ち上がりの部分だけを眺めながら、良い面を探します。
グルグルと回しながら、え〜っと・・う〜んと・・・この位置で決定です。
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さて、仮の正面が決定しました。
こうなってくると、この右斜め上に長く伸びている枝をどうするか?・・それが問題です。
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問題なんですと言いながら、
この右の一番大きな枝は、バッサリと抜いてしまいました。
スッキリとしたところで、何となく幹筋が見えてきたようですね。
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最後に上部の畳み込みです。
この「畳み込み」ですが、
盆栽を始めた当初は、何でもかんでもクシャクシャに曲げていたものでした。
でも私は、この「畳み込み」に隠された、ある秘密を知ることになります。
そして三年前、自らその技を固く禁じ、私自身の中に永らく封印してきたのです。
そうなのです・・別名「真柏三ヶ月殺し」。
この技にかかった私の真柏はジワジワと弱り、三ヶ月後には絶命してしまうと言う、
私にとっては、世にも怖ろしい幻の必殺技なのでした。
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今回の作業はこれで終了です。
久々に樹を畳み込んでみましたが、まだまだ私の腕もイマイチですね。
曲が前方にせり出して、畳んだ部分がダンゴ状にならないようと注意したつもりですが、
思ったような形に折り畳む事が出来ませんでした。
でも、ここで大事なのは、曲付けに失敗してもやり直さないと言う事です。
あっちへと、こっちへとクネクネしていると、どんどんと水吸いが切れてしまいます。
少々失敗してもそのままで、またいつか曲げ直せば良いのです。
真柏:樹高13cm
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左へ少し傾けたところです。(合成画像)
このイメージで幹骨格を考えながら、またしばらく伸ばし放題を続けます。
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コメント(10件)

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お仕事は、ひと段落されましたか?連日暑くて大変ですね、三ヶ月殺し、恐ろしい技ですが、すでにわたしも体得しています、杜松ですけど、水吸いが切れると知ったのは、つい最近の事でしたので、今は、恐ろしくてさわっていません
熱盆です
2010/07/26 21:30
熱盆さん、
もう既に「三ヶ月殺し」を会得しておりましたか。
私は無理な曲付けで幾つか枯らしてしまいましたが、
まだまだ、曲げる限界の見極めが出来ていないようです。
仕事の方は少し落ち着いてきましたが、
毎日の猛暑で何だかグッタリ状態です。
いつの日か
2010/07/27 09:19
なるほど。文字通り「必」ず3カ月で「殺」すわけですな。
盆次郎は真柏をほとんど持ってなかったので経験せずに済んでます。

まあ…真柏にあまり興味がなかったので今では一つも残ってませんが。
しかし恐ろしい技ですな、くわばらくわばら
盆次郎
2010/07/27 20:55
いつの日かさん、
>少々失敗してもそのままで、またいつか曲げ直せば良いのです。

つ、ついに悟りを開き、三昧の技を得られたのですね?
凡人には到達できない神の高みに行ってしまわれた....(^_^;)
凡人
2010/07/28 08:06
盆次郎さん、
私は初期の頃・・・まぁ、今もですが、
針金で整枝の際に、気に入らない部分を何度も曲げ直してしまいます。
もちろん、そんな事をしていると樹に良い訳ありませんよね。
適切に曲付けして、きちんと管理出来れば問題ないのでしょうが、
まだまだ私のレベルでは、強く畳み込んだりすると、
そのまま樹を弱らせたりしてしまいます。
いつの日か
2010/07/28 09:40
凡人さん、
「三昧の技」って知りませんでしたが、何か究極の技のようですね。
もちろん、こんな私が悟りを開けるはずもなく、
「またいつか曲げ直せば良いと教わりました」に訂正です。
いつの日か
2010/07/28 09:44
生意気なようですが、夏の整枝は止したほうが良いです。夏は水揚げしていますのですぐに皮が剥がれます。
私は冬にしています。
kuni
2010/07/30 18:46
kuniさん、
うーーむ・・この時期の整枝は良くないのですね。
私が教わったのは、この水揚げしている時期には樹が柔らかく、
大きく畳み込むには、冬季よりも簡単に曲がると言う事だったんです。
なので、私は真柏の改作は夏場に作業するようにしていました。
と言いましても、
その教わったのは、まだ何もを理解していない当初の頃だったので、
私の思い込みや勘違いがあるかも知れませんね。
技術が伴えば、どんな時期でもその季節に応じて作業度合いを図れるのでしょうが、
私の場合、まだまだ安全策をとって、一番無難な時期に作業するべきですね。
いつの日か
2010/07/30 21:07
面白い話の流れになりましたね。

私の場合、ですけど。
太い幹枝の曲付けは春の芽動きの時期までに済ませます。
その他の整枝については樹勢さえ良ければいつでもやります。

私なりの考え方ですけど、
確かに水揚げの時期を外した方が安全なのはkuniさんの仰る通りですが
自然の状態でシンパクは何故あんな姿になるのかなぁって思うんです。
冬は積雪に潰され、雪崩に曲げられ?
夏は土砂洪水、落石?
その他、落雷とか...クマに踏み潰されることもあるかもしれませんし、
風も無関係では無いと思われます。
そんな中でしぶとく生き残ってくるからシンパクなのだろうと思います。

夏の整枝は確かに水吸いにダメージを与えると思います。
しかしそれで枝枯れするかというとそういう感じは持っていません。
ここは程度問題ですけどね(^.^)
むしろシャリにならないまでも何となく丸幹の中でウネるような味が出る場合もあります。
問題は、いつの日かさんの仰るように
1回で済ますということが大事だと思います。
あっちにクネクネ、こっちにクネクネは非常に危険。

今回のいつの日かさんのやった畳み込みは
樹勢も問題なく、基本的に出来ている曲を強める感じなので
私なら夏でもやります。
そして3ヶ月くらい過ぎて問題が無ければ次の整枝もやります。
少し弱っているかな〜という樹なら
やはり水を上げていない時期で1年に1回です。

枝枯れのリスクは有りますけど
その時は....その時です!(^.^)

ところで、このシンパクの感覚で
他の樹種をやるとヒドイ目にあうということを
最近痛感しております。
ちょっと曲げたくらいで先が枯れたり
ひどいのになると針金巻いただけで嫌がる樹も有りますね。

全部の樹種の気性を知ることは到底出来そうもありません。
凡人
2010/07/31 07:46
凡人さん、
私が教わっている先生からすると、
「針金なんて年がら年中いつでも掛けれますよ」って事なのですが、
もちろん、これは技術、経験の上に成り立っているものですよね。
その樹の樹勢をきちんと見て取れる経験や、
大きく畳み込む場合なんかでは、
樹の幹筋・・水吸いの流れに逆らわずに、
つまり水吸いを断ち切らないように、そのうえで美しく潰し込む技術。
そういったものが伴っていなければ、
樹種を問わず、適期を外して無理に強く整枝しようとすると、
樹を弱らせる羽目になるどころか、簡単に枯れ死ですもんね。
今回、この時期にこの真柏の素材を畳み込んでみたのは、
今まで教わってきた事を振り返りながらの作業ではあります。
この時期には曲げ易いという利点を活かしたつもりの作業なのですが、
でも、一般的に言われている適期ではない事もあって、
「真柏三ヶ月殺し」というゾッとするような怖ろしいお話?で、
って、ちょっと冗談っぽくって、真実味には欠けたかも知れませんが、
一応、作業リスクについても盛り込んだつもりなのです。
本当は、私にもっともっと技術ノウハウがあれば、
「究極の真柏の畳み込み方」みたいなテーマで語りたいところですが、
まぁ、まだ何も判っていないようなレベルですからね。
なのでkuniさんからのアドバイスは有難く思っていますし、
自分の技量を大きく超えずに、少しづつチャレンジしていこうと思っています。
いつの日か
2010/07/31 11:42

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